リブランディング新メソッド「RBC5.0」リリースメッセージ
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コロナショックから、ニューノーマルと呼ばれる新しい社会定義が生まれ、いよいよオリンピックを迎えます。ワクチンの普及からリベンジ消費も期待される一方で、「一時的な回復では意味がないのでは?」社会全体の産業はある程度戻ると言われているが、「産業格差が大きく現れるのではないか?」など、あらゆる議論が飛び交う昨今です。

かつて成長曲線に乗っていた企業が下降路線へ向かい、逆に新興勢力にはチャンスの風が吹く時代が、すぐそこまで来ているのかもしれません。

そんな中、私たちのお客様にも、いろいろな悩みをお持ちの経営者がいらっしゃいます。「事業コンサルティング」を実業とする私たちにも、最近では下記のようなご相談が増えてきたように感じます。これは、国内メーカーのどの業界にも通ずるものかもしれません。

国内メーカーにおける3つの課題

【3位】DX推進関連のご相談

DX推進する上で、システム統合や、データ活用が急務となりますが、「攻めのDX(マーケティングやブランディング)」と「守りのDX(社内の業務システムの刷新など)」のプライオリティーや判断基準、目標の設定から、予算獲得まで、そもそものプロジェクトマネジメントがうまくいかないケース。

DX推進関連の課題

【2位】新規チャネル・新規ビジネス開発関連のご相談

既存の販路から脱却し、D2Cブランドを成立させたい。新たなビジネスを発起させ新しいビジネスチャンスを作りたい。など、明らかに今までのビジネスの連続成長では頭打ち感があり、新しいビジネスモデルを早々に成立させたい。しかし短期的な成績も求められ、そのKPIの設定や、プロジェクトの推進などに悩みをお持ちのケース。

新規チャネル・新規ビジネス開発関連の課題

【1位】上記、DX、D2Cなどを推進するにあたり、
自社や商品の価値を明確にしたいというご相談

そもそも自社の価値がなんなのか。企業の価値は?この商品のブランド価値は?と立ち戻ると、意外と顧客の解像度が低かったり、社内の認識がバラバラだったり。また、その顧客に体験してもらいたい「体験価値」そのものが不明瞭だったりするケースもあります。

これらが明確でなければ、DXどころではなく、マーケティング戦略は疎か、新事業の軸も定まりにくく、結局のところ「勘と過去の経験」に頼ることになり、ニューノーマルの新しいマーケットとの間にギャップが生まれていきます。

自社や商品の価値を明確にしたいというニーズ

これに加えて、SDGsの観点は必ず出てきます。モノが売れ、売上や利益率が高まればビジネスはある程度成功と言えた時代から、なんでも売れればいいということではなくなりました。

消費者も、社会全体もそこへの関心や感度が高まり、商品価値だけではなく、「社会的存在価値」が重要なファクターとなってきています。新しい資本主義の考え方が始まろうとしているのかもしれません。

「ブランド戦略」が明確でない商品は、必ず淘汰される

すなわち、マーケティング戦略や、DX戦略を立てる前に、まず重要になるのは「ブランド戦略」なのです。日本には、まだブランド戦略を専門的に考える会社は多くありません。実は皆様もあまりブランディング専門の会社をご存じないのではないでしょうか?

高度経済成長期に、宣伝すれば売れる時代が長く続き、「媒体の力」「流通の力」の2つで商品は着実に売ることができたが故に、日本にはブランディング専門の会社が必要なかったのです。

しかし、これからは明らかに違います。

「ブランド戦略」が明確でない商品は、必ず淘汰されます。ブランド戦略は広告戦略やマーケティング戦略のついでにやるモノではなく、まず一丁目一番地に実行すべきモノなのです。そして、ブランド戦略には、インナーとアウターの両面が必要です。

組織やチームの力、ビジネスモデルやシステム関連、サプライチェーンから経営の思考そのものにも関わってくる、非常に複雑で難解なチャレンジです。

ブランド戦略から決定していくプロセス

これを全て社内だけで完結するには、まだまだ時間がかかります。部署や役職、業績の昨年比にも左右されず、「徹底した顧客視点・長期視点」と、「データオリエンテッド」を貫ける、極めてフラットな思考がなければブレイクスルーは難しいでしょう。

経営層へのジャンプコミットも時には必要になるプロジェクトだからこそ、コンサルタントの力が試されます。

「新しい思考」と、「今までの事業」のバランス

新しい時代はすでに始まっています。コロナによってもたらされた新しい価値観、新しい働き方、新しい企業の在り方には、今までの連続成長時代のマーケティング戦略は小手先でしか機能しません。ブランド戦略は、「正解を出す」のではなく、「目標に向けて成長させる」という思考で、失敗を、失敗ではなく「成功の手がかり」と捉えて進まなくてはなりません。

プロジェクトの進め方そのものが、広告や販促施策とはそもそも違うのです。一方、長期施策となると、現在の稼ぎ頭である事業をしっかり維持、安定させることも重要です。「今までの事業は、しっかりと守り」、「これからの事業には、新しいスタンスで挑む」。この両輪で事業を回していくバランス感覚も重要なポイントになります。

CXを土台とした経営課題のピラミッド

私たちYRK&では、新しいブランディングメソッドとなる5.0バージョンを発表しました。新しいマーケットと共生しながら成長する、ブランド価値向上を支援します。商品やサービスの違いだけではなく、企業やチームの体質から変化させていくビジネストランスフォーメーションを、皆様とともに伴走していきたいと思います。

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株式会社 YRK and
執行役員 兼CBO
ブランディング・ストラテジスト
クリエイティブ・ディレクター
戸田成人
Writer

株式会社 YRK and
執行役員 兼CBO
ブランディング・ストラテジスト
クリエイティブ・ディレクター
戸田成人

2008年株式会社YRKand入社。広告会社にて大手飲科·食品メーカー、通信会社、アパレルメーカーなど、主にメーカーブランドのストラテジー、及びクリエイティブを担当。現在はコンサルティング事業執行役員 兼CBO。ブランディングに特化したストラテジスト、クリエイティブディレクターとして活動。インナーブランディング領域までを行うCX支援や、イノベーション支援も行い、事業再生にコミットした持続可能なリブランディングを提供します。

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