TOPICS

トピックス

『やらかせJTC!』伝統的日本企業の変革をテーマに経営者・事業責任者が一堂に会したビジネスイベント『Brand Growth Meeting』が大盛況のうちに終了いたしました。

, 2026/01/07
260106_BGM4トピックス_TOPバナー

260106_BGM4トピックス_TOPバナー

2025年12月23日(火)に開催した第10回Brand Growth Meetingは、「やらかせJTC!—(伝統的日本企業)の変革を阻む文化的な要因とは?—」をテーマに、80名を超える経営者・事業責任者の皆様にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。

BGM4コラージュ

かつて成功を収め、日本経済を長年支えてきたJTCが、市場の変化と組織の硬直化という課題にどう立ち向かうのか?変革に挑戦するトップランナーたちがその変革する勇気と、創る情熱をいかに組織に浸透させたのか、その具体策を語り尽くした3時間となりました。

ここでは、パナソニック、三井物産・三菱商事、南海電鉄、ワコール、Amazonといった大手企業のトップランナーにご登壇いただいた、他では絶対に聞くことのできない「ぶっちゃけ話」「失敗談」「経営者・現場の本音」をダイジェストでお届けいたします。

251223_玉川氏

251223_寺本氏

251223_渡辺氏

251223_池野氏

251223_細谷氏

Introduction:JTCの変革を阻む
文化的な要因とは?

BGM玉川氏トーク

イントロでは、玉川篤史氏(株式会社GeneRing 代表取締役)が登壇し、JTCが変革に苦戦する根本的な原因を考察しました。玉川氏は、JTCが外部のマーケット環境の変化に対応するよりも、非常に強い「内部の事情」で全てが動く、内向きな構造になっている点を指摘。変革の第一歩として、個々人が内向きなルールを壊し、客観的なファクトに基づいて議論を推進することが不可欠であると強調されました。

Chapter 1:やらかせ!
異なる企業文化と、
成長の軌跡
(三井物産×三菱商事)

BGM寺本氏トーク

総合商社が従来の中間流通業から、事業投資へと収益の主軸をシフトさせ、驚異的な成長を遂げた軌跡を、三井物産と三菱商事の元在籍者である玉川氏、そして寺本信吾氏(Regenerative Japan株式会社 代表取締役社長)が「異なる企業文化と、成長の軌跡」について深掘りしました 。この変革の原動力は、従来のトレーディング事業が縮小するという「危機感」(外圧)であったことが語られました。

また、商社が成長し続ける要因として、特定の製品分野に囚われず「儲ける」ことをドメインとする、事業ドメインの「解放」という発想が示唆されました。さらに「人の三井」と「組織の三菱」という対照的な企業文化が、いかに事業推進力に影響を与えているかという本質的な議論が展開されました。

Chapter 2:日本最古の鉄道事業の原点
(南海電気鉄道)

BGM渡辺氏トーク

創業140周年を迎える南海電気鉄道株式会社のブランド変革への挑戦について、渡辺幸代氏(デジタル変革室 ブランド&コミュニケーション部長)に講演いただきました。沿線地域の人口減少という大きな課題を前に、同社は2026年の社名変更・分社化を控え、最大3600億円という過去最大の集中投資を計画し、守りから攻めの経営へと舵を切っています。

変革の核となるのは、「沿線」「お客様」「従業員」の三者の価値を同時に高める「三位一体のブランド戦略」。特に、従業員の意識改革(インナーブランディング)を起点とし、創業の精神や社会的使命という「縦糸」は変えず、「人」や「事業」という「横糸」を時代に合わせて変えるという、伝統と革新を両立させる明確な指針を示されました。

Chapter 3:前年比2桁増のブランドの
裏側とは?
(ワコール CW-X)

BGM池野氏トーク

ワコール社のコンディショニングウェアブランド「CW-X」を率いる池野靖典氏(販促統括課 課長)が、市場の停滞を乗り越え毎年二桁成長を続ける秘訣について解説されました。成功の裏には、JTC特有の「やったことがない」ことへの拒否感や縦割り組織という「大きな壁」があったと明かされます。

池野氏は、この組織の壁を壊す力は「人」と「コミュニケーション」にあり、いきなり会議で提案するのではなく、「小さな成功の積み重ね」と「根回し」(社内政治)によって上位層の信頼を築く重要性を説いています。そして、提案を単なる売上向上の話で終わらせず、「社会的な意義」や「未来」に繋がるストーリーとして語ることが、共感を呼び意思決定を可能にする鍵であると続けました。

Chapter 4:Amazonカルチャーに宿る、日本企業の魂とは?

BGM細谷氏トーク

本イベント最後は、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社の細谷正愛氏(東京エグゼクティブ・ブリーフィング・センター 部長)が登壇され、創業30年で売上高99兆円に達したAmazonの強靭な組織文化を解説しました。その根幹にあるのは、ジェフ・ベゾス氏が株主に送った「一枚の手紙」から生まれた、16項目の行動指針「リーダーシップ・プリンシパル(LP)」。

LPの思想は、全従業員を役職に関わらず「リーダー」と見なし、「Customer Obsession(お客様への執着)」を最上位に置くことです。また、Amazonがトヨタの「改善(Kaizen)」や「アンドンコード」など、日本の思想からも学んでいるという事実も紹介されました。細谷氏は、JTCが変革を遂げるためには、Amazonのビジョンそのものが「地球上で最もお客さんを大切にする」というように、圧倒的に「外」を向くことが、組織を顧客志向にさせ、突破口になると結論づけました。

登壇者と参加者同士の
懇親会も大盛況

後半の懇親会では、ご来場いただいた経営者・事業責任者の皆様を交えた異業種交流会を実施。フリードリンクとビュッフェ形式の軽食が提供される中、登壇者と参加者の間で、組織の課題や変革のヒントに関する活発な質疑応答や、ビジネスマッチングが多数生まれました。

今回のイベントが、ご参加いただいた皆様の事業の「変革」と「成長」に向けた新たな門出となるきっかけとなれば幸いです。
本イベントの対談動画については、今後YRK&公式Youtubeにて限定公開を予定していますので、ご期待ください。

【イベント概要はこちら】
https://www.yrk.co.jp/brand-growth-meeting-251223/