Corporate ReBranding
商社から、新たな価値を「つくる」原動力となる企業へ。
企業ブランディング事例
東邦インターナショナル株式会社 様
CLIENT:東邦インターナショナル株式会社 様
業種:貿易専門商社(ワイヤ・ケーブル分野に特化)
案件:企業リブランディング、ビジョン策定支援、組織文化変革、ビジョン浸透

ワイヤ・ケーブルに特化し、輸入と輸出の両輪を担う貿易専門商社、東邦インターナショナル株式会社(以下、「TII」)。創業から30年以上にわたり堅実な経営を続ける中、新社長の事業承継を機にさらなる成長に向けた事業変革を加速させる必要がありました。しかし、経営陣の想いが十分に社員へ浸透せず、受け身の文化が変革の障壁となっていました。
YRK&は本プロジェクトを通じて組織の強みと価値を整理し、未来に向けた存在意義を再定義。新たなブランド基盤を構築し、社内浸透から事業展開まで一気通貫で支援いたしました。
プロジェクト初期段階にて、部門横断の有志メンバーが参加する形で複数回のブレインキャンプを実施。

長年培われてきた経営基盤やワイヤ・ケーブルに特化したノウハウ、多様性豊かな人材といった強みを洗い出し、自社の根幹を改めて見つめ直しました。さらに、自動車・医療・電気製品・半導体といった幅広い分野で提供している製品の価値を社会的な視点で再定義し、ものづくりにとどまらず社会づくりへとつながる存在意義を模索。こうした整理を通じて、TIIがこれから社会に果たすべき役割を言語化し、企業としての新たな方向性を定めました。

策定した存在意義を社内に定着させるためのブランド基盤づくりに着手。ロゴやポスター、キャラクター、クレドカードといったツールを整備し、社員が日常的に触れる機会を増やすことでブランドを身近に感じられる仕組みを構築しました。

また、社員旅行や全社研修、ワークショップ、さらには全社員との個別面談を通じて、トップダウンではなく社員自身が主体的にビジョンを語り合う文化を醸成。これにより、従来の受け身な体質から、能動的に事業へ関わる意識が形成されていきます。


現在、展示会や国際イベントを通じてブランドの存在意義を発信し、顧客やパートナー企業からの共感と信頼を獲得しています。加えて、社内ではビジョンの浸透を軸に、人事制度や評価制度の見直し、人材育成の強化など組織改革を進め、未来を見据えた持続的な企業成長を支える体制を着実に築いています。

・社員の意識変化
新たなビジョンを旗印に、能動的に行動を起こす雰囲気が社内に生まれ始める。
・ブランド認知の向上
確固たるビジョンに基づいた発信や事業体制により、ブランド認知が向上。
・成長基盤の整備
新規事業や国際展開に向けた準備が具体化し、成長戦略の実行可能性が高まる。
企業ブランディングを通じて築いた存在意義を基盤に、制度改革と人材育成をさらに強化。国内外での成長機会を広げながら、組織文化を深化させ、商社の枠を超える企業へ進化していくことを目指します。
【YRK& STAFF】
・CONSULTANT / PRODUCER:稲葉 大智 / 門谷 めぐみ
・BRAND CREATIVE DIRECTOR:山下 亮