事業コンサルティングファームの株式会社YRK andと、国内外の旅客者向け旅行サービス会社の株式会社JTBが座長となり推進させている、関西経済連合会の「UNIVERSAL TASTE OF JAPAN」の取り組みの1つである「ガストロノミーツーリズム造成事業」。

これは、日本の気候、風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、訪日外国人をメインとする観光客がその地域の食文化に触れ、楽しみ、さらには地域の食・食文化の保護継承を目的としたツーリズム（ガストロノミーツーリズム）を造成する事業です。

今回は、観光庁と大阪府の公募案件として株式会社YRK andと株式会社JTBが業務委託を受けて実施する本案件のプロジェクトレポートをお届けします。

①観光庁神戸市案件「食に制限のある方が安心して食事できるような環境整備」

インバウンドの復活に伴う観光産業の復興や観光人材の育成、観光組織体制の強化を目指し、神戸市を対象にテスト実施を開始いたしました。
ベジタリアン、ヴィーガン、ハラル、アレルギーなど食の制限をお持ちの方に向けたオリジナルメニュー・レシピの開発や、食品の表示に関する正しい情報の発信とガイドを行うものです。
本取り組みを通して、食の制限を持つ方がストレスなく、快適に観光を楽しめる環境を整えてまいります。
現在、神戸市内のホテルや有名飲食店・カフェ等でモニターツアーを計画しています。

＜スケジュール＞

②大阪府案件 泉州・南河内地域「食を中心とした地域の魅力発信・体験型ツアー」

エコやサステナビリティに共感し、独自性や本物を求めているモダン・ラグジュアリー（富裕層）や、高級・贅沢といった金銭的な消費活動よりも、その土地にしかないオリジナルな体験を重視するインバウンド層をターゲットに、大阪物（おおさかもん）の生産地として高いポテンシャルを有する泉州地域・南河内地域を対象にした「ガストロノミーツーリズム」のテスト施策を進行中です。

本取り組みを通して泉州エリアの地元食材とその歴史や文化を感じてもらい、ここでしか得られない貴重な食文化を体験し、来阪外国客の増加・大阪の成長支援を狙っていきます。
現在は、泉州・南河内地域のフィールド調査を実施しており、地域資源の探索とコンテンツ化に向けた制作を進めています。

＜スケジュール＞

YRK＆では、このような活動を通じて地域の活性化や地方創生を目的とした地域ブランディングを支援し、関西のインバウンド需要や観光事業の拡大、生産者の持続可能な働く環境づくりを行っております。

これらの活動に関心を持たれた方は、下記HPに記載の連絡先までお問い合わせください。
関西経済連合会「食の多様性推進ラウンドテーブル」のHPはこちら
https://www.abc-pf.org/food_roundtable/