SEMINAR
「切り取り方」でブランドは変えられる。商品起点の「リブランディング」。
今回のセミナーで取り上げるテーマは、「リブランディング」です。ブランディングとは、著名なクリエイターを使って多額の宣伝費を投入するもの、という従来のイメージをお持ちの経営者の方、企業マーケターの方が多いと思います。しかし、生活者が多面的になり、メディアやコミュニケーション手法の進化が激しく、購買接点も店頭だけでなく多様化する中で、最優先で大事にしなければならないのは「自社の商品」です。その商品に内包されている意味・性格・ストーリーを、新しい視点で生活者に伝えていくことがすべての起点になります。つまり、「リブランディング」とは現在自社にある商品を、別の切り取り方で分析し直し、活かす施策であり、磨きをかけていくことが活動のベース。すなわち、答えが自社の中に存在し、かつ今すぐ取りかかれるコミュニケーション戦略なのです。
今回のセミナーは、ズバリ『商品を起点にした「リブランディング」の実践』です。
師走の忙しい中にもかかわらず、多くのお客様にお集まりいただき、「YRK& 第4回ビジネスセミナー」を無事終了することができました。
皆様には非常にありがたいお言葉をいただき、「早速社内に持ち帰って正月明けからでもすぐ実践的にやってみます」「自社のブランドをもう一度客観的に見直してみます」というお声も多くありました。そういったお言葉の一つ一つが、リブランドコンサルティング事業を一つの軸とする私たちとしては大切なエネルギーとなります。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
どこに行っても叫ばれているコモディディー化や、グローバルの波はこれからさらに加速し、ビジネスにおける戦い方の方法論自体も、通信やテクノロジーの進化によって圧倒的に拡大します。だからこそ、「本質を磨き直し」しっかりと大地に根を張ったブランド形成が必要不可欠であるこは、ご来場くださった皆様の共通の認識でもございました。ウォータフォール型で、順に時間をかけ確実性を上げての一発勝負の時代は終わりました。
アジャイル型で、どんどんトライし、どんどんチューンナップしていかなければ確実に時代の波に乗り遅れます。ブランドは、磨き方すらも変わり始めているのです。
懇親会でも、色々なお客様の危機感を改めて感じました。すぐにでも手をつけたいが、「ブランド」と名がついてしまうが故の、社内調整の難しさ、或いはその求心力の作り方にお困りの方もいらっしゃいました。それこそがリブランディングにとって最も重要なことなのです。
私たちは、「カタチのデザイン」だけでなく、まずは基本を固め、そこから丁寧に「キモチのデザイン」を行いながら独自のメソッドでリブランディングを行います。
今回お越しになれなかった皆様も、ぜひ次回のセミナーにご参加いただければと思います。
次回は3月8日、セミナープログラムはまた改めて皆様にお伝えさせていただきます。
2018.12.25
株式会社 YRK and
東阪事業戦略室 シニア・クリエイティブディレクター
広告会社にてデザイナー、アートディレクターとして活動し、主に大手飲料・食品メーカー、通信会社、アパレルメーカーなどを担当。2009年、株式会社 YRK and入社。コミュニケーションデザインユニット(CDU)の統括クリエイティブディレクター・コミュニケーションデザイナーとして活動。メーカーのブランドデザインを得意とし、広告領域だけではなく、プロダクトデザイン、ストアデザインも含めたトータル的なコミュニケーション構築を行う。2017年からは、経年劣化してしまったブランド力の再生を専門的に担うリブランド・コンサルティング(RBC)事業や、メディアニュートラルを前提とした従来の広告計画に縛られないコンパクトコミュニケーション®デザイン(CCD)メソッドを推進。YRK&のストラテジック、クリエイティブ、インタラクティブ、メディアデザイン、プロデュース、BPOの6つの部門を統合することであらゆる業態のビジネスそのものを、コミュニケーション領域からサポート。内的な体質改善から外的要因を体系的且つ継続的にコントロールすることで、愛されるブランドへ導くコミュニケーション活動を行う。
PLAYER TALKⅠ/Ⅱ
クリエイティブコンサルティング事業部(CRC) シニアマネージャー
コンサルタント 兼ストラテジックプランナー
株式会社 YRK andクリエイティブコンサルティング事業部(CRC)のコンサルタント兼、ストラテジックプランナーとして活動。TMOTプラットフォームカンパニーという愛用者に着目した独自のマーケティングメソッドを軸とした社内ベンチャー・独自サービスの立ち上げを牽引。現在はリブランドコンサルティング(RBC)事業を推進し、クライアントのコミュニケーションコンサルティングを担い、あらゆる症状や機能低下を発見することで新たな戦略策定を行い、特別なノウハウによるワークショップやブレインキャンプなどの共生型ワークスキームを活かしたインターナルブランディングを得意とする。またクリエイティブチームとの連携によるエクスターナルブランディングをバランスよく稼働させ、本質的な課題解決をアウトプットまで一貫して行う事ができる。効果測定が重視される中、データドリブンマーケティングも同時推進することで、短期的なコンサルティングだけではなく、長期的な取り組みの中で現在多くのクライアントのコンサルティング担当。
PLAYER TALKⅠ/Ⅱ
コミュニケーションデザインユニット(CDU)
チーフ・ストラテジックプランナー
2017年6月株式会社 YRK and入社。現在はコミュニケーションデザインユニット(CDU)に所属し、CDU統括ストラテジックプランナーとして活動。教育業界や医療業界という特殊な分野のプランニングにも精通し、様々な業態のブランド戦略の構築を経験。クリエイティブディレクション経験を活かし、論理と感性のバランスを武器に戦略コンセプトの立案、およびコンサルティング活動を行う。現在は、経年劣化してしまったブランド力の再生を専門的に担うリブランド・コンサルティング(RBC)事業や、メディアニュートラルを前提とした従来の広告計画に縛られないコンパクトコミュニケーション®デザイン(CCD)メソッドを推進。YRK&のストラテジック、クリエイティブ、インタラクティブ、メディアデザイン、プロデュースの5つの部門を統合することで、あらゆる業態のビジネスそのものを、コミュニケーション領域からサポートし、内的な体質改善から外的要因をコントロールすることで愛されるブランドへ導くコミュニケーション活動を行う。
PLAYER TALK
ビルコム株式会社 第1IMC局 局長
消費財メーカー系のクライアントを中心にPRコンサルティングを実施。第1IMC局を統括し、各クライアントにおけるPRコミュニケーションの品質管理に従事。直近の実績として、大塚食品ボンカレーのIMCプロジェクト統括、ECサイトサービスのIMCプロジェクト統括を務め、コンサルタントとして活躍。
はじめに | 株式会社 YRK and 取締役 小俣 尚 |
15:00-16:00 |
Part 1 「抽出された価値の視覚化と活動のデザイン」直感的にブランド価値を感じさせるシンボリックな表現とそれらを活用した社内と社外の動力づくり |
16:00-17:00 |
Part 2 「ワークショップによるブランドに眠る価値の再発見」部門横断型プロジェクトのチームビルディングと多角的な視点でのブランドの見つめ直し 株式会社 YRK and
|
17:00-18:00 |
Part 3 「既存市場の競争軸を変えて売上に繋げる戦略PR」「買いたくなる」ための新しい市場をつくるPRとは |
18:00-19:00 |
Part 4 「懇親会」 |