VOICE
TOP TALK
ONISHI BUNTA
東京副支社長
兼 東京コンサルティング事業部長
大西 文太
私が所属するYRK&TOKYOは約50名のメンバーで年間約200企業さんのご支援をしています。1日で3-4社にお伺いすることも珍しくないので、日常的に多くの企業さんの“空気感”を感じ取っているとも言えます。
そこで感じるのは、【各企業の特徴は対外的に発信しているビジョン・ミッション・バリューではなく、その根底にある“企業文化”によって決まっている】ということです。この企業文化こそ、事業計画とブランディングの土台であり、「らしさ」の源泉として競争優位をもたらしてくれるもの、と私は考えています。
昨今流行りのビジョン・ミッション・バリューは、共創・チャレンジ・革新・顧客第一などなど、どうしても綺麗な言葉にまとまりがちで、これは仕方のないことだと思っています。だからこそ企業文化を軸足に、ビジョン・ミッション・バリューを実際の事業活動・ブランディングにまで落とし込めるかどうかが今後の事業運営のカギを握るのではないかと予感しています。
従って我々のご支援は、クライアントの企業文化に徹底的に触れることから始まります。エンドユーザーからするとどっちでもよい微細な機能差を競合との差別優位にするのではなく、企業・ブランドがターゲットに対して文化的にどのような気付きを与えたいのか?どのような共鳴をしてほしいのか?どういう豊かさを共創したいのか?こういった点を言語化・可視化するノウハウを持っているのが、私たちの最大の強みであると思っています。
その計画をロジカルに言語化しきったものが事業計画書で、さらにクリエイティブの力によってエモーショナルな共鳴を目指す具体策の実行まで踏み込むことをブランディングと呼ぶ、というのが私の解釈です。従って、それぞれの進行プロセスは同じになります。
繰り返しになりますが、事業計画に基づかないブランディングなどあり得ず、ブランディングは適切な事業計画が無ければ機能しない。その源泉になるのが企業文化である。というのが私の持論です。これを自社事業に当てはめて考え抜いたときに強い事業・強いブランドを推進していくことができると考えています。
前述のような持論を持つ背景には、「安さの競争は1番しか生き残れない消耗戦だが、豊かさの追求はそれぞれの価値観における多くの勝者を生む。」という基本的な考え方があります。これは当社がマーケティングエージェンシーだった時代に培ってきた「愛用者マーケティング」の思想がベースになっています。
短期的にモノやサービスが売れて売上が上がることを目指すのであれば、(表現は悪いですが)節操のない手法は世の中にわりと多く存在すると思います。しかし、自社の考え方やブランドのアイデンティティーに共感してくれる人たちと、永く楽しく関わって行きたいのであれば、その想いが独りよがりにならないように、相手に伝わるように紡いでいく必要があると思うのです。
当社の事業設計支援・ブランディング支援メソッドは、実績をもとにそのプロセスを体系化したものなのです。
CEO/代表取締役 中許 将一
2008年 大手エンターテインメント事業会社から、「株式会社 YRK and(旧株式会社ヤラカス舘)」入社。伝統を温めながら新しき事業へ積極的に新事業推進、新カンパニー設立、海外進出など、社内外を含めた多くの変革に取り組み新しい領域に挑戦。2016年に代表取締役社長に就任。事業ピボットに即して、2018年に「株式会社YRK and」に社名を変更。現在「事業コンサルティングファーム」を事業ドメインとし、あらゆるソリューションを開発。リブランディング、SDGs導入、DX推進、D2C事業支援などのコンサルティングサービスから、オンライン展示会のITサービス「デジ展」なども開発し、ITサービス領域にも参入。2019年、グループ会社「株式会社BRING(旧株式会社アドパック)」代表取締役就任。遠隔接客サービス「バタラク」をローンチし、新領域の事業サポートも行います。
常務取締役 兼 東京支社長 深井 賢一
1989年4月 株式会社 YRK and入社。マーケティングプランナーとして、ヘルスケアメーカーのカテゴリーマネジメントやストアマーケティング、スーパー・ドラッグストアの売場開発などを得意とします。2001年 スーパー・ドラッグストアの店頭支援を行う「ストアマックス™」を立ち上げ。2004年 東京本部統括、2008年 執行役員東京支社長、2017年 YRK& TOKYO 代表 執行役員就任。TMOT プラットフォームカンパニー・UCIカンパニーなどを率い、現在、東阪事業戦略室にて活動中です。
上席執行役員 兼 CBO 戸田 成人
2008年株式会社 YRK and入社。広告会社にて大手飲科·食品メーカー、通信会社、アパレルメーカーなど、主にメーカーブランドのクリエイティブを担当。現在はYRK&コンサルティング事業統括本部 上席執行役員。ブランディングに特化したクリエイティブディレクターとして活動。2017年からスタートさせた「リブランドコンサルティング事業」を軸に、事業再生支援を行います。ブランドの磨き直しから、インナーブランディング、自社プラットフォームの活用や、ブランドグロースのBPO(ブランドの成長フェーズのアウトソーシング)導入までを一貫したプログラムに反映。組織コンサル領域までを行うCX支援や、ビジネスイノベーション支援も同時に行い、事業再生にコミットしたリブランディングを提供します。
執行役員 兼 大阪コンサルティング事業部長 上野 大輔
2003年 株式会社 YRK and入社。コンサルタント兼、ストラテジックプランナーとして活動。Re-BRANDコンサルティング事業など、様々な社内ベンチャー・自社サービスの立ち上げを牽引し、現在はリチャネル・コンサルティング事業も推進。コロナによって大きく変貌した市場に対し、Re-BRANDのメソッドを起点に、売り方・商流・顧客接点などこれまでのビジネスモデルのみに捉われず、各事業・ブランドの存在価値に適した新たな販売・D2Cモデルを導き出し成立までクライアント企業と伴走する、Re-Channelコンサルティングを提供しています。
YRK&TOKYO副代表 東京事業部長 ASHIst事業責任者 大西 文太
2009年YRK and入社。財務部・事業部を経て現職。経理・営業・マーケティング・チャネル戦略・ブランディング・事業設計・マネジメントを現場で学んできました。事業コンサルティング会社の一員として事業支援業務を行う傍ら、自身で社会課題解決型の事業設計~運営までを一貫して担いたいという夢をかなえるべく出張フットケアマッチングサービスASHIst(アシスト)を社内起業。独自の経験を活かして、事業設計~ブランディング~ブランドプロモーションまでを設計・実行しきることができます。特に、独自の文化を持つ企業・ブランドの価値を磨き、世の中に豊かな気付きを提供できる仕事をしたいと考えています。
アクティベーション事業部 事業統括責任者 杉浦 太一
1996年 株式会社 YRK and入社。事業部にてBtoB企業から、大手メーカーまで多岐に渡るクライアントを担当。以降、事業部課長に就任。2015年、BPOセンターの運営管理部門を「365事業部」として進化させ、企画・運営・開発・営業を統合した部門として新設。またメンテナンス/デリバリー拠点となる「八尾M.I.D.ベース」を事業統合した、アクティベーション事業統括責任者に就任。現在、データドリブンに対応する「A&D Dept.」を立ち上げるなど、さらなるサービス拡充を行っています。